TOPICS
トピックス

2023.08.23 コラム

手塩にかけたバラ農園 ~無農薬への挑戦~

こんにちは!
私たちは、山形県村山市にある「株式会社Rose Cheek」と申します。

Rose Cheekでは、様々なバラ商品を展開しておりますが、そこで使用しているバラは、自分たちの手で丁寧に愛情をこめて育てたバラのみを、使用しています。
バラの香りに包まれる街「山形県 村山市」。そんな素敵な街で、一輪一輪、手作業で栽培・収穫されているバラには、どんな秘密が隠されているのでしょうか。今日は、その様子を見てみましょう。

 

 

 

バラを栽培している「農穣おく山」って?

Rose Cheekで使用しているバラは、「農穣おく山」という農家で育てられたバラを使用しています。
農穣おく山は、農業のプロフェッショナルであるRose Cheekの代表 奥山が、自ら経営する農業企業であり、Rose Cheekの会社のすぐ隣に位置します。

 

・農穣おく山の特徴

山形県村山市に位置する農園で、近くには雄大な最上川が流れる自然豊かな土地に、農穣おく山はあります。
「美味しい食材は土作りから」をモットーに、無農薬栽培、特別栽培など 環境に配慮した持続可能な農業に取り組んでいます。
土作りは、前後作に緑肥。 さらには鶏糞、骨粉、稲わら、もみ殻、米ぬかなどブレンドした完熟堆肥を投入し、多様な微生物が共存できる土壌環境作りを行っています。
作っている作物は「スイカ」を中心に「かぶ」、「なす」、「白菜」、「リーフレタス」、珍しい「祝蕾」なんて野菜も!

中でも、「バラ」は、虫や病気が非常につきやすいにも関わらず、こだわり抜いた無農薬での栽培を行っており、当社の看板商品である「ローズウォーター」を始めとした様々なローズ商品に使われています。

 

 

バラ農園をリポート!

・基本情報

バラ畑の広さ          50a

種類              約10種類(ダマスクローズ、ルージュロワイヤル、薫乃など)

栽培本数            約2500本

栽培開始時期          バラの栽培:2000年、無農薬栽培:2015年~

 

・バラ農園の1年

 

当農園の一番のこだわりは、なんといってもやはり「無農薬栽培」!

食べることができる、安全なバラの栽培に力を入れています。

そこで、その無農薬栽培のこだわりについて、直撃!

 

 

 

無農薬栽培のこだわりポイント

その1      剪定がこだわり

バラの剪定は、元気なバラを育てるために欠かせない作業です。

剪定をしていないと、枝が大きくなりすぎてしまい、栄養分を全体に行き渡らせるのが
難しくなります。
そうすると枝が弱り、花を咲かせる力がなく、一部しか花の咲かないバラになって
しまうのです。

無農薬栽培は、ただでさえ虫や病気にかかりやすく、バラが弱りがちですが、この「剪定」を大切にすることで、残された枝をより強く太い枝に育てることができ、虫や病気、加えて雪にも強いバラに育てることができます。
また、余計な枝を落とすことで、風通しもよくなり、涼しい環境を好むバラにとっては、良環境です。
そして、涼しいと虫も付きにくくなるため、この作業は重要と言えます。

当農園では、最終的に雪囲いをしなくてもよいような強くて太い枝を目指しています。
冬場には2m以上にも積もる雪に打ち勝つためには、この剪定にこだわり、強くたくましいバラに育てることが欠かせないのですね。

 

その2      水分管理がこだわり

これは、ハウス栽培に関する話ですが、無農薬のバラは、花が付くまでの春先の管理が、非常に肝心になってきます。
熟練の技術により、バラの葉を触ることで、水分を増やすべきか減らすべきか、判断しています。

この水分の細かな調整をするかしないかで、その年の花の収穫量が大きく異なってくるのです。

 

 

 

 

その3      地形を生かした栽培

当農園の主力のバラでもある「ダマスクローズ」は、主にブルガリアで栽培されている品種です。
ブルガリアの水はけのよい土壌、豊富な雨量、昼は暖かく夜は涼しい土地で栽培されており、その栽培条件が高品質な良い香りに繋がります。

ここ山形県村山市は、冬季には雪が豊富に降り、朝晩の寒暖差が大きいため、ダマスクローズを栽培するには好環境でした。

このような、自然がもたらす恵みをふんだんに活かしながら、日本でも珍しいバラの無農薬栽培に取り組んでいます。

 

 

これまでの失敗

そうは言っても、無農薬栽培は非常に難しいです。
これまでにも、何度も失敗を重ねてきました。

 

・強剪定
先ほども、バラにとって「剪定が重要」というお話をしました。
人手不足で、管理に手が回らず、剪定をいつもより大胆に、強めの剪定を施したら、次の年、花がほぼ咲きませんでした。

 

・雪の洗礼
冬の雪囲いを施さなかった年は、雪の重みでバラの枝が折れてしました。雪をふまえた剪定の重要性を再認識しました。

 

・虫の大量発生
バラが大好きなアブラムシは、越冬することを知らず、ハウス内のバラに、大量発生しました。

そこから、冬場はハウスビニールを外し、あえて雪にさらすことで、虫の駆除に努めました。

 

このように、一筋縄ではいかないのが、バラの無農薬栽培です。
これらの経験を活かし、年々当農園のバラ栽培は、パワーアップを遂げています!

 

 

 

 

 

ご家庭でもできるバラ栽培の豆知識

バラのプロが教える、目からウロコな、バラ栽培の豆知識を、ご紹介します。

 

①虫への対策には、「にんにく」や「ハーブ」が有効!

バラは、非常に虫が寄ってきやすいです。そこで、にんにくや、カモミール、レモンバームなどのハーブ類を、バラの近くに植えることで、害虫対策に役立ちます。

バラの面積×2倍量くらいのにんにくやハーブを植えることが有効です。

 

 

 

 

 

②雑草対策には、株元に「マルチビニール」や「わら」が有効!

 

バラの株元にマルチビニールやわらを敷くことで、雑草対策になります。特にわらは自由に量や形を調整できるので、株元の形に合わせて細かい部分まで覆うことができるので、おすすめです。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?
普段お使いいただいている化粧品や、食品は、ローズチークこだわりの無農薬栽培で育てられたバラだけを使用し、作られています。
これからも、安心安全な商品をお届けしてまいりますので、乞うご期待を!

 
一覧へ

プライバシーポリシー|特定商取引法に基づく表記

copyright©【ローズチーク】山形県村山市 Rose Cheek All Rights Reserved.